英語がぜんぜん聞き取れない…
こんな悩みはありますか?

英語を何年も勉強をしたのにまったく聞き取れない… これって本当に不思議ですよね。
私もはじめてアメリカ人と話した時、相手の言っていることが全然聞き取れなくてショックでした。「今まで勉強してきた英語ってなんだったの?」みたいな(笑)
人とコミュニケーションをとる時に、ベースとなるのはリスニング。相手の言っていることが理解できなかったら、会話にならないですよね。だから、英会話を学びたい人は、やっぱりリスニングから始めなくてはいけないのです。
今回は、「あなたが英語を聞き取れない3つの理由」をお話しします。英語学習をはじめるにあたって、初心者がおちいりやすい間違いと、効果的な練習方法も解説しますので、参考にしてくださいね。
あなたが英語が聞き取れない3つの理由
あなたが英語を聞き取れない3つの理由はこちらです。
- 英語独特の音に慣れていない
- ネイティブがよく使う単語を知らない
- 自分のレベル以上の難しい聞き取りにトライしている
あなたは今まで、教科書ベースの「目」を使った勉強が中心だったのではないですか?それなのに、いきなり「耳」で英語を聞き取れと言われても、無理なんですよね…
私自身、渡米当初は「アメリカ人って、この言葉はこんな風に発音するんだ」とびっくりすることの連続でした。なんだ、「コーヒー」は「カーフィー」じゃん!みたいな(笑)
それプラス、教科書にはのっていないネイティブ独特の表現もたくさんあります。というか、日常会話なんて独特な表現の連発です。
知らないことは、いくら聞いても聞き取れないし、理解できない。
あたり前ですよね。
なのに、日本人は「英語のリスニングは海外ドラマを見るのがいいらしい」というざっくりした理由で、いきなり人気ドラマの「フレンズ」とかを見てしまうのです。
でも、いきなり「フレンズ」を10回連続で見たところで、やっぱり分からないわけです。というか、これをしてしまうと「自分はダメだな感」がつのって、挫折につながってしまいます。私自身、アメリカのドラマを見て「言っていることが分かってきたなぁ〜」と思ったのは、留学してかなり経ってからでした。
では、英会話の初心者がリスニング練習をするには、どのように始めていったらいいのか?
詳しく説明していきますね。
正しいリスニング練習の始め方
英語のリスニングは、練習すればするほど力がついてきますが、間違った方向に努力をしてしまうと挫折のリスクが高まります。
リスニング練習を始める時は、この3点に注意してください。
- 難しすぎる教材を選ばない(いきなり海外ドラマは無理)
- いろいろな発音を混ぜない
- 同時に話す練習もスタートさせる
難しすぎる教材を選ばない
いきなり難しい教材を選んでまうと、リスニングが上達しないどころか、つまらなくて挫折につながってしまいます。
まずは、自分のレベルにあった「ゆっくり英語」そして「スラングのあまり入っていない英語」を選びましょう。この場合は、英語の学習アプリなどを利用するのが手っ取り早いですね。
そして、少し耳が慣れてきたら、どんどんとステップアップしていきましょう。最終的には、ある程度スピードのある英語も聞き取れるレベルまで持っていく。そうすれば、ネイティブの実際の日常会話も、かなり聞き取れるようになります。
リスニングの練習には「ちょっと難しいな」と思うレベルの教材に常に挑戦し続けるのがポイントです。「ながら聞き」などはせずに、短時間で構わないので集中して練習をしてくださいね。
いろいろな発音を混ぜない
これはすごく大切です。同じ英語と言っても「アメリカ英語」「イギリス英語」「オーストラリア英語」と、発音や言い回しが大分違うんですよね。
この発音の違いを意識しないで、いろいろな英語が混ぜてしまうのが、初心者がおちいりやすい間違いです。
とりあえずは一つの英語発音に絞って、それだけを練習することをおすすめします。そうじゃないと、常に違うタイプの英語発音に戸惑い続けることになってしまうので、必要以上にリスニング学習がきつくなってしまうんですよね。
例えば、アメリカ英語に慣れている人が、いきなりイギリス英語を聞くと、最初はさっぱりわかりません。実際私がそうでした(笑)でも、ちょっと耳が慣れれば、すぐ聞き取れるようになるので、とりあえずは一つの発音に集中して、そこからだんだんと幅を広げていくのがおすすめです。
日本の英語教育は「アメリカ英語」が中心ですから、アメリカ英語のリスニングから始めるのが良いかと思います。
同時に話す練習もスタートさせる
言葉を聞き取る能力と、話す能力って別なんですよね。英語が聞き取れる人はペラペラ話せるか?というと、決してそんなことはありません。
でも、リスニングの練習でインプットした発音や単語を、自分が実際に口にしてアウトプットするのは、おすすめの勉強法です。この両方を同時におこなっていくことで、あなたの英語力の上達はスピードアップします。
「毎日英語で話すのは疲れる」という人は、とりあえず毎日5-10分くらいのスキマ時間で、集中してリスニングの練習。そして週に1回は、オンライン英会話で、30分くらいネイティブの先生とおしゃべりする。レッスンでは、リスニング練習で覚えた新しい単語をアウトプットする。こんなスケジュールが無理がなく、長続きしていいですよね。
次は、英会話初心者が知らない、ネイティブが使う英語の表現についてお話しします。
英会話初心者が知っておくべき3つの表現
学校では教えてくれない、ネイティブならではの表現って、たくさんありますよね。知らない言葉はいくら聞いてもわかりません。だから、英語のリスニング力を伸ばすには、ネイティブならではの表現を学んでいく必要があります。
これらのネイティブ表現を、少しずつ勉強して、自分も使っていくようにする。もどかしいようで、やはりこれが効果的なんですよね。リスニングの練習に近道はありません。
ただ、私の経験上「英語初心者は、この表現だけは知っておいた方がいいな」と思うものが3つあります。なので、このセクションでは、それらの表現と発音についてお話したいと思います。
英会話初心者が、知っておくと良い英語の表現はこちら
- Want to = Wanna
- Going to = Gonna
- Got to = Gotta
ネイティブの会話は、単語をつなげて発音することが多いんですよね。その代表的なものが、この3つなので、まずはこれだけでもインプットしておきましょう。
では、表現を一つずつ説明していきますね。
Want to = Wanna
「I want to go shopping」= 買い物に行きたいです。
「〜がしたい」という意味の「want」はひんぱんに使う単語ですよね。そしてネイティブは「ウォント・トゥー」とはっきり発音はせずに、その2語をくっつけて「ワナ」に近い発音で表現します。
例えば、「I want to go shopping」は「アイ ワナ ゴー ショッピング」という感じ。
私は、初めてアメリカ人とおしゃべりした時に「アイ ワナ」を連発されて「はぁ??」だったんですよね(笑)
これは、インプットしておくと便利な発音です。
Going to = Gonna
「I am going to go shopping」= 買い物に行きます。
「これから・あとで行く」という未来形「will」の代わりに使える「going to」。こちらも、ひんぱんに使いますよね。そしてネイティブは「ゴーイング トゥー」とはっきり発音せずに、その2語をくっつけて「ガナ」に近い発音で表現します。
例えば、「I am going to go shopping」は「アイ ガナ ゴー ショッピング」という感じ。
アメリカ人は「ガナ」も連発します(笑)こちらも、インプットしておくと便利な発音です。
Got to = Gotta
「I (have) got to go shopping」= 買い物に行かなくてはなりません。
「〜しなくてはいけない」という「must」や「have to」の代わりに使える「Got to」のネイティブ発音も知っておくと便利です。この発音は「ガラ」に近い音になります。
例えば、「I got to go shopping」は「アイ ガラ ゴー ショッピング」。この場合は「I have got to go」の「have」は抜いてしまってかまいません。
「〜しなくてはいけない」もよく使う表現ですよね。日本の英語教育だと「Got to」という言い回し自体を教えてくれないので、これは英会話初心者が知っておきたいフレーズです。
まとめ
今回は、「あなたが英語が聞き取れない3つの理由」と「正しい練習方法」についてお話ししました。
英語のリスニングは、毎日のスキマ時間を見つけてコツコツ続けるのが大切です。短時間で構わないので、ちょっと難しいなと思うレベルの教材を、集中して勉強するのが効果的です。
1日ひとつでいいので、新しく学んだフレーズを意識してアウトプットしていく。これを続けることで、あなたのリスニング&会話力は必ず上達します。
まずは、自分のレベルに合ったアプリなどを見つけて、無理せず楽しくリスニング学習を始めましょう。